中国系の自動車部品大手である米ネクステア・オートモーティブ(Nexteer Automotive)は19日、中国・広西チワン族自治区柳州市で電動式パワーステアリング(EPS)の新工場を起工した。2018年10月までの完成を見込む。面積は1万1884平方メートルで、従業員数は約500人。同社は新工場により生産能力を拡大し、中国とアジア太平洋市場のEPS需要の増加に対応する。


ネクステアのリ・ジュン副社長兼アジア太平洋担当COO(最高執行責任者)は起工式で、「新工場は当社のグローバルな製造ネットワークの新たな重要な一部となり、アジア太平洋地域の顧客にサービスを提供する当社のモメンタムをさらに強化する」としたうえで、「リーン生産とインダストリー4.0方式を活用して効率、品質、顧客価値を継続的に向上させることにより、スマートでグリーンな製造の業界リーダーとなることを目指している」と述べている。

■既存工場にはDTMを導入
一方、同社の柳州市の既存工場は、グローバル製造システムの一環として「Digital Trace Manufacturing(DTM)」を導入した。DTMは製造と製品設計のライフサイクル全般にわたり、数千のデータポイントを合理化・能率化し、接続。同システムはまた、デジタルダッシュボード、リアルタイム「かんばん」方式、オペレーター顔認識システム、接続性ベースの事前警告システムなどのツールを使用している。

ネクステアは1906年創業で、かつてはゼネラル・モーターズ(GM)の子会社だったが、2011年11月に中国・北京市政府の傘下企業が出資する合弁企業、太平洋世紀汽車(パシフィック・センチュリー・モーターズ、PCM)に4億4000万米ドルで売却された。

 

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