フィンランドの完成車受託生産会社のヴァルメト・オートモーティブ(Valmet Automotive)はこのほど、年内に1000人の増員を実施すると発表した。新規採用者の多くは同国南西部のウーシカウプンキ(Uusikaupunki)工場に配属される。ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツ「Aクラス

」の製造に従事させる予定だ。


また、1000人のうち150人はホワイトカラーとなる見込み。Aクラスの受託によって増える事務量に対応するほか、生産管理部門を強化するための措置としている。同社は昨年3月にメルセデス・ベンツの小型車の生産を受託したと発表したが、その際にはAクラスとは明言していなかった。同工場の現在の従業員は約4000人で、同社が昨年にも2000人近くを採用していた。

Aクラスの生産準備は順調に進んでいるとしており、特にボディの製造工程では223台のロボットのうち73台を新型に入れ替えた。これによりオート

メーション化率は従来の90%から95%に引き上げられたとしている。


2018/02/20

 

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