日産自動車は28日に開幕したニューヨーク国際オートショーで主力の中型セダン「アルティマ」の新モデルを世界初公開した。今年の秋に発売する。日産のセダンとして初めて全輪駆動(AWD)をオプションで設定しており、特に北部での販売に寄与するとみている。


同社のデニス・ル・ヴォット北米マネジメントコミッティ担当専務執行役員は「セダンではなく、小型SUV(スポーツタイプ多目的車)を選んだ顧客にとって、AWDを選択できるかどうかがキーファクターになっていることが分かった。米国で売れ筋の中型セダン3モデルのうち、AWDを選択可能なのはアルティマだけであり、特に北部での販売に寄与するだろう」と述べた。

エンジンは従来のV型6気筒3500ccから直列4気筒の2000または2500ccにダウンサイジングされた。2000ccのターボエンジンは最高出力などの性能面で6気筒に匹敵するとしている。ただし、AWDを選択できるのは2500ccエンジン搭載車だけとなっている。

グレードはS、SR、SV、SL、プラチナムを設定しており、高速道路での単一車線における自動運転技術の「プロパイロット」はSVとSL、プラチナムで標準装備となる。

2018/3/29

 

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