中国の自動車部品大手、寧波継峰汽車零部件(Ningbo Jifeng Auto Parts)の傘下に入った独グラマーは2日、内装部品の製造を手掛ける米TMDトレド・モールディング&ダイの買収を完了したと発表した。グラマーは今後も北米事業でのプレゼンスを高める方針。買収額は公表していない。


TMDは1955年の設立で、オハイオ州トレドに本社を置き、米国とメキシコの11拠点で約1600人を雇用。北米の自動車市場向けに、ドアモジュールやギアボックスなどのほか、エアコンディショニングダクト、クリーンエアチューブなどを供給する。

継峰汽車零部件は昨年10月、グラマーに約20%出資していたボスニア・ヘルツェゴビナの同業プリベント(Prevent)の発言力を弱めるための、いわゆる「ホワイトナイト」としてグラマーへの出資を拡大。今年8月にはグラマーに対する出資比率を約25.56%から84.23%に引き上げている。

2018/10/4

 

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