フォルクスワーゲン(VW)は29日、米インテル傘下のイスラエル企業で自動運転システムを開発するモービルアイ、同国の自動車ディーラーでVW車の販売を手掛けるチャンピオン・モーターズと合弁会社を設立することで合意したと発表した。合弁会社を通じて自動運転車による配車サービス事業を展開する方針だ。

VWは配車サービス向けの電気自動車(EV)を製造するほか、新モビリティ・サービスに関するノウハウを提供する。モービルアイは自動運転システムのソフトウエアのほかにカメラやセンサーなどのハードウエアも提供することになった。チャンピオン・モーターズは車両管理やコントロールセンターの運営などを担当する。

■2022年に全面展開

合弁会社は2019年中に使用する車両や配車サービスを運営するための各種システムなどの開発を行い、段階的に事業を拡大していく。2022年には全面的に自動運転車による配車サービス事業を展開させる計画だ。EVに搭載する自動運転システムは、ドライバーがほとんど関与せず走行できる「レベル4」となる見込みとなっている。

2018/10/30

 

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