自動車部品・タイヤ大手の独コンチネンタルは2日、米国の自動車部品大手であるクーパー・スタンダードから騒音・振動・ハーシュネス(NVH)部品事業を買収することで合意したと発表した。関係当局からの承認や労働組合などからの同意を得たうえで実行するとしており、売買完了の時期については明言しなかった。買収価額についても公表していない。


クーパーのNVH事業の従業員は約1000人で、米国とカナダ、フランス、インドの5カ所に工場や研究開発(R&Dセンター)を保有している。インドの合弁会社の持ち分についてもコンチネンタルに譲渡することになった。

コンチネンタルで防振部品事業の責任者を務めるKai Fruehauf氏は「クーパーはNVH部品の素材や設計ノウハウ、劣化の分析手法、システムインテグレーションなどに関する深く広範な知見を持っている。当社との統合が進むことでイノベーションを加速していくことになるだろう」と述べた。

2018/11/5

 

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