フォルクスワーゲン(VW)グループ傘下のスペイン企業であるセアトは19日、アルジェリア北西部のルリザンヌ(Relizane)工場で小型SUV(スポーツタイプ多目的車)の「アテカ(Ateca)」の生産を開始したと発表した。今週中に発売するとしている。


同工場では4モデル目のセアト車となった。セアトは同工場でアテカのほかにSUVの「アロナ」とハッチバック車「レオン」、小型車の「イビザ」を生産している。同工場ではセアト車以外にもシュコダの「オクタビア」と「ラピッド」、VWの「ポロ」と「ゴルフ」、「ティグアン」、「パサート」、「キャディ」を生産。合計で11モデルを組立生産しており、コンゴはピックアップトラックのVW「アマロック」の生産も予定されている。

■昨年7月の開所から6万台を生産
同工場は昨年7月の開所で、4本の生産ラインを持つ。VWとVWの取引先であるSOVACの合弁会社であるSOVACプロダクションが運営する。開所以来の累計生産台数は6万台で、このうち2万8000台がセアト車だった。今年1~10月のアルジェリア国内のセアト車の販売台数は前年同期比4倍増の1万6800台に達したとしている。

2018/11/20

 

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