フランスのプラスチック部品メーカー、ノバレス(Novares)は19日、ベンチャーキャピタル子会社を通じてスイスの電子部品メーカーであるAPAG-CoSystに20%を出資したと発表した。すでに関係当局の承認を得ており、出資手続きは10月26日に完了したとしている。出資額については公表していない。


APAGは電子制御ユニット(ECU)やLEDライティング・モジュール関連製品を主力事業としており、2017~18年度の売上高は約6000万スイスフラン(約68億円)だった。従業員数は450人で、ドイツとスイス、米デトロイトに生産・開発拠点を保有している。

今回の出資はノバレスがAPAGの新株発行を引き受ける形で実施した。APAGは新株で調達した資金をカナダ・オンタリオ州ウィンザーで設置する新工場の建設に充てる方針。投資額は1100万米ドルで、新規雇用創出は5年内に148人を見込んでいる。さらにチェコの既存工場も拡張する方針だ。

2018/11/21

 

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