フォルクスワーゲン(VW)は23日、システム開発会社のdiconiumに49%を出資することで合意したと発表した。コネクテッドカー向けのシステムやソフトウエアなどを共同開発する方針だ。


出資金額については公表していない。diconiumは1995年の設立で、シュツットガルトに本社を置く。ドイツ国内のほかにポルトガルや米国、インドに拠点を展開しており、800人を雇用している。主にインターネットを通じてデジタル製品や関連サービスを販売するためのプラットフォームの開発や顧客管理システムなどの開発を手掛けている。

VWは今後、diconiumと協力してコネクテッドカー用の各種サービスプラットフォームである「VWオートモーティブクラウド」を通じて利用するシステムを開発する。具体的には映像や音楽などのストリーミングサービスや、給油や充電などの自動決済、駐車料金の決済、車載ソフトウエアの無線更新(OTA)などの開発について協力するとしている。

2018/11/27

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する