ビル管理システム・自動車用電池メーカーの米ジョンソンコントロールズは27日、東芝と車載用リチウムイオン電池のソリューションで提携することで合意したと発表した。両社はジョンソンコントロールズのミシガン州ホランドの工場でリチウムイオン電池の開発と製造を行うほか、既存の鉛酸技術と組み合わせ、デュアル・バッテリー・システムを開発する。


電動化の進展に伴い、デュアル・バッテリー・システムを搭載した自動車は今後、急速に増加するとみられており、市場調査会社IHSマークイットによれば、2025年には新車の約20%を占めると予想されている。

デュアル・バッテリー・システムは、自動車メーカーにとってはパワートレインの改変を最小限にとどめられ、消費者にとっては従来のシステムに比べて燃費効率を最大で8%高められるメリットがある。
ジョンソンコントロールズのミシガン州ホランドの工場は2010年に開所し、米国で初めてリチウムイオン電池のセルとシステムを製造した。

2018/11/28

 

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