スペインの自動車内装部品大手グルーポ・アントリンはこのほど、自動車の内装向け装飾部品のデザインと製造を手掛けるウォルターパック(Walter Pack)に40%を出資すると発表した。両社のノウハウを融合させ、デザイン性の優れた内装部品の開発に取り組む方針だ。出資額については公表していない。


ウォルターパックの本社はスペイン北部のバスク州イゴレ(Igorre)にあり、カタルーニャ州バルセロナとバレンシア州アリカンテに工場を保有。海外ではインドの2カ所とメキシコに工場を保有している。従業員数は350人で、売上高は3700万ユーロ(約47億円)規模となっている。

主要製品はコンソールやコックピットなどの各種スイッチのカバーやドリンクホルダーのカバー、ドア内側のアームレストなどの樹脂部品で、カーボン調などのデザイン性に富んだ製品を得意としている。アントリンはウォルターパックの製品を自社の内装部品に組み込むとともに、特に内装用の各種ライティングソリューション向けの製品を共同開発することを予定しているという。

2018/12/7

 

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