ホンダは2月28日、ブラジルの四輪車の生産販売子会社であるホンダオートモーベイス・ド・ブラジルが現地時間の27日に南東部サンパウロ州イチラピーナ市の新四輪車工場の稼働を開始したと発表した。小型車「フィット」の生産から開始。今後は既存のスマレ工場(同州スマレ市)の完成車生産を新四輪車工場へ順次移管し、2021年に再編を完了する予定という。


新四輪車工場は、高効率で環境負荷の少ない生産体制を目指し、高機能塗装技術の採用、溶接やプレス工程でのショートプロセス化のほか、最適な自動化技術を導入するなど、最新の生産技術を備えた生産ラインとした。

ホンダオートモーベイス・ド・ブラジルは1996年5月の設立。スマレ工場ではフィットのほか、「シビック」と「シティ」、「HR―V」、「WR―V」を生産しており、年産能力は12万台。新工場への完成車生産の移管に伴い、スマレ工場はパワートレーン生産を中心とした役割へ移行する。

2019/3/1

 

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