南アフリカ自動車工業会(NAAMSA)が発表した2月の新車販売台数(乗用車、商用車)は前年同月比2.1%増の4万3251台と4カ月ぶりに増加した。乗用車販売は低迷を続けたが、商用車の販売の伸びが増加につながった。1~2月の累計販売台数は前年同期比7%減の8万5606台となった。


2018年通年の新車販売台数は前年比1%減の55万2190台と2年ぶりに前年実績を下回った。NAAMSAは、南アフリカの経済成長が過去5年、低迷していると指摘。同国では5月に国民議会の総選挙が予定されることから、今年後半からは経済が活性化し、新車市場も上向くと予想している。

■乗用車のみ減少
2月の車種別の新車販売は、乗用車が6.9%減の2万7000台、小型商用車(LCV)が20.7%増の1万4123台、中型商用車(MCV)が21%増の662台、大型商用車(HCV)が18.8%増の385台、超大型商用車(XHV)が41%増の1007台、バスが34.5%増の74台だった。

■19年の輸出予想を上方修正
2月の南アの自動車輸出台数は22.5%増の3万3731台と2けた増を続けた。

18年通年の自動車輸出台数は3.9%増の35万1154台と2年ぶりに増加し、NAAMSAの予想の約34万台を上回った。NAAMSAは19年の自動車輸出の予想を38万5000台から40万台に上方修正している。

2019/3/8

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する