商用車大手の米ナビスター・インターナショナルは8日、2019年度第1四半期(18年11月~19年1月)の売上高が前年同期比24%増の24億3300万米ドルだったと発表した。米国とカナダのクラス6~8のトラックとバスの販売台数に加え、メキシコのトラック販売が増加。7300万米ドルの損失を計上した前年同期から1100万米ドルの黒字に転換した。


部門別の売上高は、トラック部門が44%増の18億米ドル。部品部門は4%減の5億4800万米ドルだった。グローバル部門は、ブラジルの通貨レアルの対米ドル安などを受け、7300万米ドルとわずかに減少。金融サービス部門は7400万米ドルに増加した。

ナビスターは、19年通年の業界全体の米国とカナダでのクラス6~8のトラックとバスの販売台数(小売りベース)が39万5000~42万5000台に上り、このうちクラス8が26万5000~29万5000台を占めると予想している。

■サービス網運営のLove'sと提携
ナビスターは7日、北米で長距離トラック向けのサービス網を運営するLove's Travel Stopsと提携すると発表した。これにより、Love'sの1000人以上の整備士を抱える計315カ所のサービス網がナビスターのサービスネットワークに加わり、ナビスターのトラックがサービスを受けられる北米の拠点は1000カ所以上に拡大する。

Love'sは1964年の設立で、オクラホマ州オクラホマシティに本社を置き、給油所や整備所、コンビニエンスストア、ファストフードを統合したサービス網を運営。全米41州に480以上を展開している。

提携は今年第2四半期(4~6月)から有効。ナビスターの製品保証が付いたクラス6~8のトラックはLove'sの整備所で保証サービスが受けられる。

2019/3/11

 

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