自動車部品大手の仏フォルシアは11日、タイヤ大手の仏ミシュランと燃料電池車(FCV)関連事業を合弁化することで合意したと発表した。ミシュランの子会社であるシンビオ(Symbio)をフォルシアとの折半出資の合弁会社に改組する。合弁会社への出資額については公表していない。


新会社となるシンビオにはフォルシアのFCV関連事業を組み入れる。フランス政府の原子力・代替エネルギー庁や自動車メーカー各社との協力関係を通じて構築したノウハウを持ち寄るほか、同社は特に高圧水素タンクなどの開発に取り組んできた経緯があり、今後も継続する方針だ。

シンビオは2017年3月、日産自動車の小型商用EV(電気自動車)「e―NV200」をベースとした車両に燃料電池を搭載すると発表。航続距離は内燃エンジン車と同等。低コストの電源から充電でき、水素(3.8キログラム)は3分で補給できるとしていた。

2019/3/12

 

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