車載テレマティクスの米エアビクイティ(Airbiquity)は現地時間の11日、トヨタ自動車とデンソー、豊田通商の3社から総額1500万米ドルの出資を受け入れると発表した。エアビクイティはこれにより、次世代のコネクテッドカー向けのソフトウエア技術とクラウドサービスの開発を拡大。4社はソフトウエアを遠隔地から無線で更新するOTA(Over the Air)システムの開発促進で協業する。


デンソーと豊田通商はそれぞれ、エアビクイティへの出資額が500万米ドルと発表していることから、3社の出資額は各500万米ドルとなる。

エアビクイティは1997年の設立で、車載マルチメディアなどのソフトウエア開発で多くの自動車メーカーへの採用実績があり、OTAシステムの開発でもセキュリティ-への対応などで強みを持つ。

デンソーは今後、エアビクイティの持つ技術力や開発リソーセスを活用し、トヨタ、豊田通商と共同で、安全かつ信頼性の高いOTAシステムの開発を加速する方針を示している。

2019/3/13

 

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