現代自動車は13日、第3世代となる新開発のプラットフォーム(車台)を主力セダンの新型「ソナタ」に搭載すると発表した。新プラットフォームの採用により、自動車開発の柔軟性を高め、デザインや安全性、燃費効率、パワー、運転性能が劇的に向上するとしている。


■衝突安全性や横方向の剛性が向上
新プラットフォームは、マルチロードパス構造の「ホットスタンピング」と超高張力鋼板の採用により、衝突安全性を大幅に向上。空気の流れを制御するシステムを採用し、エンジンベイへの空気の移動と放熱性を向上させ、車両下部の安定性を高めるとともに、空気抵抗を最小限に抑えて優れた効率と出力性能を実現するとしている。

低重心のプラットフォームはバランスの取れた走行性能を提供しながら、横方向の剛性を劇的に拡大。ステアリングをホイールセンターに近づけることで機敏なハンドリングを可能にした。また、振動の影響を受けやすい部品に強化された吸音システムを採用することで、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)性能が向上し、騒音も低減もされるという。

■新型「ソナタ」は21日発売
地元メディアによると、新プラットフォームは21日に発売される新型ソナタに続き、同社の新型車に順次採用していく。低重心の新プラットフォームの採用で、新型ソナタはスポーティーでスタイリッシュなデザインを実現したという。

2019/3/14

 

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