中国の国有自動車メーカー、広州汽車集団傘下の新エネルギー車(NEV)メーカー、広汽新能源汽車(GACニューエナジー・オートモービル)は17日、新ブランドAionの2番目のモデルとなる電気自動車(EV)のスポーツタイプ多目的車(SUV)「Aion LX」を上海モータショーで世界初公開した。航続距離はNEDC(新欧州ドライビングサイクル)で600キロメートル超としている。


Aion LXは、不具合が発生した場合にドライバーが運転を交代する「レベル3」の自動運転機能を含め、最新のスマートドライビング技術を搭載。太陽光発電を利用したエネルギー効率の良い内部キャビンを生み出しているという。

ホイールベースは2900mm。ダンパー制御付きのフルタイム適応サスペンションを備え、0~100km/h加速は3.9秒。今年9月に生産を開始する予定で、GACアプリを通じたオプションにより、高度なカスタマイズも可能という。

■初のモデル「Aion S」は27日発売
広汽新能源は、Aionブランド初のモデルであるセダン「Aion S」の先行販売を3月に開始。これまでに2万3000台以上の予約を受け付けた。同モデルは今月27日に発売される。Aion Sは中国初のソーラーパワーを利用した量販EVで、航続距離400キロ以上と500キロ以上の2つのオプションが用意され、「レベル2」の部分的な自動運転機能を備えている。

2019/4/18

 

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