日野自動車は25日、ロシア法人の日野モータース・ロシア(日野ロシア)が24日にモスクワ州ヒムキ市の工場建設予定地で新工場の起工式を実施したと発表した。中型トラックと小型トラックを生産。年産能力は約2000台で、2020年中盤の稼働開始を予定する。


新工場の敷地面積は約5万平方メートル。建設地のヒムキ市はモスクワ中心部から北西へ車で約1時間の距離にあり、シェレメーチエヴォ国際空港から約15分とアクセスが良い。生産開始時の工場の従業員数は約60人を見込む。

日野自は2008年にロシア市場に参入して以来、着実に販売台数を増やしている。ロシア市場の急成長が予想されるなか、さらなる販売拡大のための競争力強化と現地に根付いたHINOブランドの確立を目指して、現地で組立生産を行うことを決めた。

日野ロシアはモスクワ市に本社、極東のウラジオストクに支社を置き、日野トラックの販売を行う。出資比率は日野が65%、三井物産が35%。

2019/4/26

 

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