新興EV(電気自動車)メーカーの米ミューレン・テクノロジーズ(MULLEN TECHNOLOGIES、本社:カリフォルニア州)は4月26日、米ワシントン州スポケーン(Spokane)で新工場を建設すると発表した。建設に向けてウェスト・プレイン空港地域公共開発機構と基本合意書(LOI)を交わしたとしている。スポーツカーのEV「Qiantu K50」の生産を目指す。


新工場の敷地面積は130万平方フィート(約12万平方メートル)。55人前後の従業員で操業を開始し、2026年までには最大863人に増やす計画。将来的にはリチウムイオン電池に関する研究開発(R&D)機能を拡充し、3000人近くの雇用を創出することも視野に入れる。

Qiantu K50は中国のQiantu Motor(前途汽車)との共同開発車で、米国での発売は2020年以降になる見通し。0~60mph(約96.6キロメートル毎時)加速は4.2秒で、最高時速は125マイル(約201.2キロメートル)。30%軽量化されたリチウムイオン電池を搭載し、航続距離は約250マイル(約402.3キロメートル)という。

2019/5/7

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する