現代自動車は15日、米アラバマ州の生産拠点であるヒュンダイ・モーター・マニュファクチャリング・アラバマ(HMMA)の工場内でエンジンのシリンダーヘッドを製造する工程を新設し、開所したと発表した。


同工程施設の床面積は26万平方フィート(約2万4155平方メートル)で、50人の新規雇用を創出した。同社は昨年5月、同工場に3億8800万米ドルを投じて生産能力を増強すると発表しており、その際にシリンダーヘッドの生産施設の建設に4000万米ドルを充てるとしていた。年内に発売する予定の新型「ソナタ」に搭載する2500ccと1600ccエンジン向けのシリンダーヘッドも生産することになっている。

HMMAは2つのエンジン工場を保有し、ソナタと「エラントラ」のほか、スポーツタイプ多目的車(SUV)「サンタフェ」用のエンジンを生産している。年産能力は約70万基で、HMMAで生産する現代自のモデルに搭載するほか、起亜自動車のジョージア州ウェストポイント工場に供給している。

2019/5/17

 

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