中国の新興の電気自動車(EV)メーカー、蔚来汽車(NIO、本社:上海市)は28日、提携する安徽江淮汽車(JACモーター、本社:安徽省合肥市)の工場で、第2のモデルであるスポーツタイプ多目的車(SUV)「ES6」の量産を開始したと発表した。6月から納車を開始する。

ラインオフ式典には、主なサプライヤーである独ボッシュ、独コンチネンタル、米ノベリス、スイスのABB、伊マニエッティ・マレリ、独BASFのほか、300以上の提携企業の代表が出席した。

ES6は蔚来汽車初の本格生産モデルとなった7座席のSUV「ES8」より小型の5座席。価格は補助金受給後で35万8000元~44万8000元(約566万~709万円)。電池のリース方式を選べば10万元(約158万円)の値引きとなる。

■合弁事業E-Town Capital設立、新工場建設で
蔚来汽車は同日、北京亦荘国際投資有限公司(Beijing E-Town International Investment and Development)と合弁事業のE-Town Capitalを設立すると発表した。E-Town Capital は10億元(約158億円)を投じ、蔚来汽車の次世代プラットフォーム2.0(NP2)をベースにした車両の新工場建設を支援することになっている。

2019/5/29

 

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