韓国のサムスン電子の傘下に入った音響機器と車載インフォテインメント機器メーカーの米ハーマンは3日、インド西部マハラシュトラ州プネ近郊のチャカン工場に35億ルピー(約55億円)を投じて拡張し、年産能力を2021年までに3倍に引き上げると発表した。国内外のメーカーに車載インフォテインメントを含むコネクテッドカー向けソリューションを供給する。

ハーマンは既存工場にSMT(表面実装技術)生産ラインを4本新設し、既存の生産ライン2本と合わせ、6本とする。従業員数も2倍の800人に増やす。これにより、デジタルコックピットユニット(DCU)とテレマティクスコントロールユニット(TCU)については、年産能力を現在の計20万ユニットから12倍以上の250万ユニットにする。

同社は、インドの自動車大手マルチ・スズキやタタ・モーターズのほか、ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)などに製品を供給している。

2019/6/5

 

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