日本精工(NSK)は7日、独フォルクスワーゲン(VW)とステアリング事業で協業することで合意し、最初のステップとして、製品開発の協業契約を締結したと発表した。

VWのシュテファン・ゾンマー調達担当取締役は「ステアリングのグローバルサプライヤーであるNSKとの協業に合意できたことは、当社のシャシービジネスにおけるグローバルな開発と生産を拡大させ、イノベーション力をさらに強化する、戦略的に重要なステップとなる」とし、「両社が持ち寄ったノウハウを製品開発の協業の中で徹底的に活用していくことで、両社の製品がより素晴らしいものになることを期待する」と述べている。

NSKの執行役専務の麓正忠氏は「VWとの協業合意は、当社の製品ポートフォリオとグローバル生産を拡大するために戦略的で重要な意味を持つ合意」と指摘。「多くの分野で補完関係にある両社が、将来の更なるイノベーションに向けて、よりよい関係を構築していくことを期待する」としている。

2019/6/10

 

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