車載半導体大手の蘭NXPセミコンダクターズと自動運転システムを開発する中国のMomentaは11日、車載グレードのドライバー・モニタリング・ソリューション(DMS)で提携すると発表した。


DMSは先進運転支援システム(ADAS)を構成する要素の一つで、不具合が発生した場合にドライバーが運転を交代する「レベル3」以上の自動運転システムに不可欠とされる。NXPとMomentaの協業による初のソリューションは、NXPのオープン・ビジョン・プラットフォーム「S32V2」とMomentaのディープラーニング(深層学習)ソフトウエアや専門知識を組み合わせて実現。深層学習アルゴリズムを使用して路上に対するドライバーの注意の欠如を視覚的に監視、検知すると同時に、衝突前の警告を促すことが可能という。

ユーロNCAPはDMSを、2020年までに新車アセスメントプログラムへの導入が予定されている最も重要な安全機能としており、米市場調査会社ストラテジー・アナリティクスによれば、DMSの市場規模は2026年までに10億米ドルを超える見込み。

2019/6/12

 

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