現代自動車グループ傘下で車載用の電子制御部品と半導体を製造する現代オートロン(Hyundai Autron)と米インテル子会社でソフトウエア開発を手掛けるウインドリバー・システムズ(Wind River Systems)は6月28日、次世代の自動運転プラットフォームの開発で提携すると発表した。

s現代オートロンのDae Heung Moon最高経営責任者(CEO)は、両社の「Adaptive AUTOSAR」プラットフォームが将来の自動運転車を支援する中核技術になると主張。

ウインドリバーの自動車部門のバイスプレジデントであるマルケス・マキャモン氏は「現代オートロンとともに、自動車メーカーがイノベーションを加速し、将来の成功への道を切り開くために安全で信頼できるソフトウエア基盤を市場に提供する」と述べている。

現代オートロンは2012年の設立で、これまでに開発したパワートレイン・コントローラーとバッテリー・マネジメント・コントローラー向けの半導体は、現代自の「エラントラ」などに搭載。また、現代自オートロンとスイスの半導体大手STマイクロエレクトロニクスが共同開発したVCI(Valve Controlled Injection : 弁制御式燃料噴射装置)用半導体は、現代自の「コナ」に採用されている。

ウインドリバーは1981年の創業で、同社の技術は世界の20億以上の製品に活用されているという。

2019/7/2

 

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