自動車部品大手の米イートンは14日、ハイブリッド車(HV)用の次世代の燃料タンク隔離弁(FTIV)を発表した。新型FTIVは、旧型に比べて取り付けが容易。銅の量を減らすと同時に隔離弁によって生じる磁力を改善することで、39%の小型化と27%の軽量化を実現し、構成部品も24%削減したいという。


HVは電気モードで走行している時にガスタンクに圧力が蓄積するため、圧力を解放する必要がある。また、燃料補給の際にはスピット・バックを避けるためにタンクが確実に減圧されることを確認する必要があるという。

■自動車メーカー2社に供給で合意

イートンは、現代のHVは電気モードで走行している時間が依然よりも長くなっているため、FTIVがこれまで以上に重要になっていると指摘。同社はすでに世界的な自動車メーカー2社に次世代FTIVを供給することで合意しており、他のメーカーからも関心が寄せられているとしている。

新型FTIVの詳細は同社のウェブサイト( https://www.eaton.com/us/en-us/catalog/fuel-emission-control/fuel-tank-isolation-valve.html )で閲覧できる。

2024/03/15

 

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