スイスに本社を置く半導体大手STマイクロエレクトロニクスはこのほど、中国の民営自動車大手の浙江吉利控股集団(本社:浙江省杭州市)とSiC(炭化ケイ素)製品を長期供給する契約を締結したと発表した。


STは複数年契約に基づいて吉利汽車の複数ブランドに対し、ミドルレンジからハイエンドの電気自動車(EV)向けにSiCパワー半導体を供給。これにより、性能向上や充電の高速化、航続距離の延長を実現する。

■共同研究ラボを設立

両社はまた、車載アプリケーションに関する長年の協力関係に基づき、共同研究ラボを設立した。同ラボは車載インフォテインメントやスマート・コックピット・システムといった自動車の電子/電気(E/E)アーキテクチャー、先進運転支援システム(ADAS)、新エネルギー車(NEV)関連の革新的なソリューションに関する情報交換と探究を目的としている。

2024/06/14

 

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