セントラル硝子は21日、同社と米子会社のCentral Glass International(CGI)が韓国の電解液メーカーのDuksan Electeraの米子会社Duksan Electera America(DSETA)に北米でのリチウムイオン電池用電解液の製造委託契約を締結したと発表した。

セントラル硝子は日本と韓国、中国、チェコに電解液製造拠点を持つ。北米市場の今後の伸長が見込まれる中、米インフレ抑制法(IRA)に対応したサプライチェーンの構築について検討を進めてきた。同社は独自の電解液製造技術とDuksanの最新鋭の生産体制を組み合わせることで、北米市場の顧客向けに迅速かつ安定的な供給体制を構築することができると判断し、電解液の製造を委託することを決めたという。

Duksanは米テネシー州に年産能力6万トン規模の電解液工場を6月末に竣工する予定。同社に対するCGIの電解液の最大委託量は年6万トンとなる。

2024/6/24

 

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