建築資材大手のアイカ工業(本社:愛知県清須市)は24日、グループ会社である中国の昆山アイカとタイのアイカタイケミカルが生産設備を増設すると発表した。2025年に高機能ホットメルト形シール材の生産能力を現在の2倍に引き上げる計画。総投資額は約7億円としている。


アイカの複数のグループ会社が取り扱うホットメルト接着剤は有機溶剤不使用で、人と地球環境に優しい接着剤とされる。近年はアジア圏での自動車生産台数の増加を受け、ホットメルト接着剤の中でもヘッドランプ用ホットメルト形シール材の生産が伸長している。また、最終製品の解体・リサイクルを可能にする易解体性シール材の需要も増加しているという。

特に易解体性ホットメルト形シール材の売り上げ拡大が見込まれることから、中国とタイのグループ会社の生産増強を決めた。稼働開始は昆山アイカが2025年7月、アイカタイケミカルが25年11月となる予定だ。

2024/06/25

 

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