米フォード・モーターは7日、2021年第1四半期(1~3月)の合弁事業を含む中国国内の販売台数(台湾含む、小売りベース)が前年同期比73.3%増の15万3822台だったと発表した。比較対象となる20年第1四半期は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で34.9%減の8万8770台に落ち込んでいた。フォードの中国販売は、20年の第2四半期(4~6月)が3%増、第3四半期(7~9月)が25.4%増、第4四半期(10~12月)が30.3%増と着実に回復を続け、20年通年は前年比6.1%増の60万2627台と4年ぶりに前年実績を上回っていた。


■リンカーンブランドが217%増加

21年1~3月の各ブランドの販売台数は、リンカーンブランドが217%増の1万9300台で、このうちスポーツタイプ多目的車(SUV)が323%増の1万7300台を占めた。

フォードブランドは44.7%増の7万6600台。台湾の福特六和汽車(Ford Lio-Ho)は59.5%増の約7800台を販売した。

フォードが出資する商用車メーカーの江鈴汽車(JMC)の販売は77.1%増の7万6500台で、このうちフォード「トランジット」が73.8%増の約1万2000台。JMCの自主ブランドは94.7%増の約5万7900台で、このうち小型トラックが92.8%増の2万9100台、ピックアップトラックが92.3%増の1万7400台となっている。

2021/4/9

 

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