JFE商事は17日、メキシコのグループ会社であるJFE Shoji Steel Service CenterBajio(JSSB)が同国中央部グアナファト州シラオ市で建設を進めていた鋼材加工センターが完成し、操業を開始したと発表した。


JFE商事は2019年5月、米子会社の米国JFE商事を通じ、メキシコの大手鋼管メーカーであるPRODUCTOS LAMINADOS DE MONTERREY(PROLAMSA)と自動車向けを中心とした鋼材加工・販売の合弁会社JSSBを設立した。出資比率はJFE商事が95%、PROLAMSAが5%。

新加工センターは、JFEスチールと米鉄鋼大手ニューコア(Nucor)との折半出資の合弁会社で自動車用鋼板の製造と販売を行うニューコア・JFEスチール・メキシコ(NJSM)の工場に隣接。JSSBは高張力鋼板や自動車外板用途で使用される鋼板を加工できる体制を生かし、製品の付加価値向上を目指す。

今後は、これまで日本や中国、タイ、インドネシアのJFEスチールの自動車用鋼板製造拠点との事業で培ってきた経験やノウハウを活用し、安定供給ときめ細やかなサービスを提供するとしている。

2021/5/18

 

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