韓国の現代自動車はこのほど、ドイツのバス運行会社2社と協力し、ミュンヘンで燃料電池(FC)バスの「エレック・シティー・フューエル・セル」の試験運行を実施すると発表した。欧州のゼロエミッションのバス市場への進出機会を模索する。


現代自はバイエルン州のバス運行会社であるEttenhuberとGeldhauserにエレック・シティー・フューエル・セルを引き渡した。両社は実際に乗客を乗せ、ミュンヘンの既存のルートでエレック・シティー・フューエル・セルを交代で運行する。

現代自は今年、さらに4社のバス運行会社と試験走行を行い、乗客とドライバーからフィードバックを収集する予定。

エレック・シティー・フューエル・セルは2019年から韓国で販売されており、計108台が稼働している。航続距離は500キロメートル。最高出力は180キロワット(kW)で丘陵地帯の走行にも適しているという。

2021/6/30

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する