機械大手のナブテスコは9日、完全子会社のナブテスコオートモーティブが、自動車向け精密金型とアルミ合金部品などの製造を手掛ける中国の寧波合力科技(本社:浙江省寧波市)と合弁会社の納博特斯克汽車系統(上海)有限公司(本社:上海市)を8日付で設立したと発表した。商用車向けの電動エアコンプレッサー(EAC)とその部品の仕入れ、卸売り、輸出入などを手掛ける。

商用車用ブレーキ機器の開発と製造、販売を行うナブテスコオートモーティブは、商用車の電動化に対応するため、EACの開発を推進。今回の合弁会社の設立により、世界に先駆けて商用車の電動化を推進している中国市場に本格参入する。

合弁会社の出資比率は、ナブテスコオートモーティブが51%、合力科技が49%。合弁パートナーの合力科技は主要顧客に北京ベンツ、華晨BMW、上汽VW、上汽GM、上海依維柯紅岩、BYD、蔚来汽車、ネマック(Nemak)、マグナコズマ、豊田工業(昆山)などを持つ。

2021/11/10

 

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