英ロンドンに本社を置くクリーンエネルギー・トラック輸送企業のギガ・カーボン・ニュートラリティ(Giga Carbon Neutrality、GCN)は15日、今後2年間で市場に投入される予定のゼロエミッション商用車を発表した。同社は2023年末までに21種類の電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)の商用車を発売する計画。


■FCVの大型トラック発売へ

最初に発売されるのは、FCVのトラクター・ユニットと、EVのシティバス、ミニバス、ロジスティクス車両の4モデル。このうちトラクター・ユニットは44トンの大型トラックで、最高時速は90キロメートル、航続距離580キロとなる見込みだ。現在はプロトタイプ車が中国で路上走行と使いやすさに関する試験を実施しているという。

同社は中国・浙江省杭州市にある研究開発センターで車両を設計。独自の燃料電池技術を開発しており、当初は大手メーカーから電池を調達する予定。GCNの車両は、安全性を向上させ、重量とエネルギー消費を少なくとも10%削減するため、軽量のステンレススチールと複合材料を使用して製造されている。車体は20年間使用できるように設計されているという。

2021/11/16

 

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