独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手のMANトラック&バスはこのほど、ポーランド南部クラクフの工場を拡張すると発表した。投資額は約1億3000万ユーロ(約167億円)で、今年9月に新建屋での生産を開始する予定だ。

■重量物運搬車の生産能力が3倍に

今回の拡張により、同工場の面積は現在の24万平方メートルから41万平方メートルに拡大し、約1500人の新規雇用を創出する。これにより重量物運搬車(HGV)用の生産能力は約3倍となり、3シフトで約300台の車両やキャブの生産が可能になる。

今回の拡張工事では、キャブ生産用の2万6000平方メートルのホールと、顧客の要求に合わせたカスタマイズが可能な「トラック改造センター」用の1万平方メートルのホールを新たに建設する。

MANの生産担当取締役のKobriger氏によれば、将来的には同社のトラックとHGV用キャブのうちの約4分の3を同工場で生産する計画という。

2022/1/26

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する