ライダー(Lidar、レーザー光線を使った距離計測技術)用知覚ソフトウエアと自動運転車技術を開発する韓国のビューロン・テクノロジー(Vueron Technology)はこのほど、米カリフォルニア州車両管理局(DMV)からライダー1台のみを搭載した自動運転車の公道での試験走行の許可を取得したと発表した。

■セーフティードライバーはハンドル握らず

ビューロンは許可の取得後、同州ロサンゼルスからサンフランシスコまで6時間にわたり、自動運転車の383マイル(約616キロメートル)の試験走行を実施。最高時速は70マイル(約113キロ)に達した。緊急時に運転を引き継ぐセーフティードライバーは走行中に一度もハンドルを握らなかったとしている。

同社の自動運転システムはカメラやレーダー、GPS(全地球測位システム)、HD(高解像度)マップを使用せず、スピニングライダーセンサー1台のみを搭載している。

同社はまた、今年第3四半期(7~9月)に次世代のライダー自動運転車用プラットフォームを公開すると明らかにした。

2022/6/22

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する