チェコ自動車工業会（Auto SAP）が20日発表した2022年６月の乗用車生産台数は前年同月比21.6％増の12万5374台だった。２カ月連続の増加。Auto SAPは主に半導体の供給改善が追い風になったとしている。上半期（１～６月）の乗用車の累計生産台数は前年同期比8.5％減の60万6909台となった。

■電動車の生産が全体の11.1％に

６月の乗用車生産台数のうち、電動車は１万3958台と全体の11.1％に上った。電動車の内訳は、電気自動車（ＥＶ）が１万４台で、プラグイン・ハイブリッド車（ＰＨＶ）が3 954台だった。

■乗用車メーカー３社の生産が増加

６月のメーカー別の乗用車生産台数は、独フォルクスワーゲン（ＶＷ）傘下のシュコダが28.2％増の７万1351台と２カ月連続で増加。韓国の現代自動車が22.6％増の３万1999台と３カ月連続で増加した。トヨタ自動車の子会社のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコ（ＴＭＭＣＺ）は3.3％増の２万2024台と２カ月連続で増加した。

■６月の乗用車販売は22.8％減

国内の乗用車販売台数は、６月が22.8％減の8018台、１～６月が15.8％減の４万4652台だった。

■６月の乗用車輸出台数は26.6％増

乗用車の輸出台数は、６月が26.6％増の11万7356台、１～６月が7.9％減の56万2257台となった。

2022/7/22