パナソニックオートモーティブシステムズ(本社:神奈川県横浜市)は10日、パナソニックの中国のオートモーティブ事業を統括する「松下汽車電子系統(Panasonic Automotive Systems China」を上海市に設立すると発表した。4月1日に操業を開始する予定。人員は262人を見込んでいる。

■技術開発3拠点、販売6拠点を統括

松下汽車電子系統は、技術開発の3拠点(天津市、上海市、広東省広州市)、販売6拠点(上海市、広州市、天津市、湖北省武漢市、吉林省長春市、北京市)を統括する。2023年度の売上高は約80億元(約1544億円)となる見通し。

新会社はパナソニックグループの有する幅広い車載商品群、技術基盤や調達力を強みとし、一方で開発販売機能をもつ中国オートモーティブ事業統括本社として中国市場に最適な事業及び商品の戦略立案機能と開発力を強化する。また、中国でのパナソニックグループの車載商品製造拠点を含む開製販のリソースと機能を統括管理することで、顧客に最適な商品、システム、サービスを提供する。

パナソニックオートモーティブシステムズは中国の新会社とともに、「パナソニックASアメリカ」(米州)、「パナソニックASヨーロッパ」(欧州)、「パナソニックASアジアパシフィック」(東南アジア)の連携をさらに強化する方針だ。

2023/2/13

 

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