フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック製造業協会(TMA)が13日発表した2023年1月の新車販売台数(乗用車、商用車)は前年同月比42.1%増の2万9499台と12カ月連続で増加した。22年通年は前年比31.3%増の35万2596台と2年連続で増加し、目標の33万6000台を上回っていた。地元各メディアが伝えた。


■乗用車、商用車とも増加

1月の新車販売台数の内訳は、乗用車が29.8%増の7506台と6カ月連続で増加。商用車は46.8%増の2万1993台と12カ月連続で増加した。商用車のうち、小型商用車(LCV)が40.9%増の1万6757台、アジア・ユーティリティー・ビークル(AUV)が87.1%増の4587台、小型トラックが10.8%増の370台だった。

メーカー別の販売は、首位のトヨタ自動車が36%増の1万3428台、2位の三菱自動車が70.3%増の5030台、3位のフォード・モーターが73.7%増の2107台、4位の日産自動車が5.4%増の1878台、5位のホンダが38.8%増の1639台だった。

■新車需要成長も供給面の制約に懸念

CAMPIのグティエレス会長は、新車需要が個人消費の成長に後押しされ、継続的に拡大することを楽観視しているとする一方で、供給面の制約が新車市場の成長の妨げになる可能性があると述べている。

CAMPIは現時点では今年の販売目標を示していない。

2023/02/14

 

2週間無料お試し購読 購読を開始する