マレーシアの国民車メーカーのプロトンは14日、1億4000万リンギ(約42億円)を投じて北部ペラ州タンジュンマリムの工場に導入した新たなプレス加工ラインを公開した。スポーツタイプ多目的車(SUV)向けの50種類の部品の製造が可能。同社は新ラインの導入で部品を内製化することで、輸入部品の年間使用量を11万5000ユニット削減することが可能になるという。


同社は2021年4月に新生産ラインの建設を開始。昨年7月に機械の設置を始め、年末までに完了していた。プレス機械は最大加圧力2500トンが1台、1200トンと1000トンがそれぞれ2台。ロボット6台を利用してワークステーション間で部品を移送する。

■新型SUVをラインオフ

プロトンは同日、「X50」「X70」に続く新型SUV(スポーツタイプ多目的車)をラインオフした。同社として初めてのハイブリッド車(HV)で、数か月内に正式に発売する予定という。

2023/03/15

 

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