豊田合成(本社:愛知県清須市)は27日、南米市場でのエアバッグなどの販売拡大に対応するため、ブラジルのグループ会社であるGDBRインダストリアコメルシオの生産能力を強化すると発表した。
工場の建屋を拡張し、エアバッグやハンドル用の設備を導入して生産能力を高めるほか、既存の工場も含めてレイアウトを最適化することで生産性向上を図る。
GDBRは2013年の設立でサンパウロ州イタペチニンガ市に工場を保有する。豊田合成グループにとってブラジル初の拠点で、15年に自動車部品の生産を開始して以来、内外装部品やドア・窓枠のシーリング用ゴム部品(ウェザーストリップ製品)を中心に生産と販売を拡大してきた。今後も持続的な成長が見込まれる南米市場で主力のセーフティーシステム製品を主軸に自動車メーカーのニーズに対応。さらなる事業成長を目指す。
2023/03/28