ノルウェーの自動車部品メーカー、コングスベルグ・オートモーティブ(Kongsberg Automotive)は29日、ポーランド中部ブジェシチ・クヤフスキ(Brzesc Kujawski)に建設した新工場を正式に開所したと発表した。乗用車と商用車向けのフロー・コントロール・システム(FCS)製品を製造する。


新工場は2021年に建設を開始しており、当初は22年7月の開所を見込んでいた。FCS部門にとっては英イングランド北部のノルマントン(Normanton)とスペイン東北部のエピラ(Epila)にある工場に続く欧州で3カ所目の生産拠点となる。

■燃料パイプとサスペンションチューブ生産

新工場の面積は6000平方メートルで、当初は燃料パイプとサスペンションチューブを生産。近い将来にはバッテリー冷却チューブも生産する。同社は今後5年間で欧州のFCS事業を75%成長させる目標を掲げており、ポーランドの新工場は同社の戦略の一部という。

コングスベルグはノルウェー南部コングスベルグに本社を置き、1957年から商用車ボルボのトラック向けにブレーキ部品の供給を開始した。現在は18カ国で事業を展開している。

2023/03/31

 

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