米ケンタッキー(KY)州政府は3月30日、トヨタ紡織の米国法人であるトヨタ紡織アメリカ(TBA)が同州ホプキンスビルで新工場を建設すると発表した。投資額は2億2500万米ドルに上る。


新工場の敷地面積は49エーカー(約19万8300平方メートル)で、床面積は36万5400平方フィート(約3万4000平方メートル)。新規雇用創出は157人と見込んでいる。今年の6月に起工し、2024年8月の完工を予定している。新工場の生産品目の詳細については言及していないが、同社として初の「スマート工場」になると位置づけられている。

TBAは同州アーランガー(Erlanger)に米国本社、バーズタウンとハロッズバーグ、レバノンに工場を置いており、ホプキンスビルの新工場は同社にとって州内で5カ所目の拠点となる。新工場の稼動後は5カ所の雇用者数の合計が1100人を上回る見通しだ。

■テネシー工場の拡張に5440万ドル投資

米テネシー州政府は3月23日、トヨタ紡織の現地法人であるトヨタ紡織テネシー(TBTN)が同州ジャクソンビルにある既存工場を拡張すると発表した。投資額は5440万米ドルで、新規雇用創出は80人とされる。

工場の建屋を8万7000平方フィート(約8083平方メートル)拡張し、座席向け金属部品のスタンピング加工能力を引き上げる。今回の投資により、TBTNの雇用者数は900人以上に増える見通しとなった。

2023/04/03

 

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