スペインの自動車部品メーカーであるテクニア(本社:カスティーリャ・ラ・マンチャ州グアダラハラ県アスケカデエナレス)はこのほど、スウェーデンの同業であるSvensk Tryckgjutningを買収したと発表した。アルミニウムとマグネシウムの射出成形品の生産能力を高めるための措置としている。


Svensk Tryckgjutningはスウェーデン東南部のカルマル県ヴィンメルビュー(Vimmerby)に本社工場を置く自動車部品メーカーで、ステアリングやシャシーの部品を製造し、自動車メーカーやティア1の部品メーカーに供給している。従業員数は100人超で、2022年の売上高は約2000万ユーロ(約29億円)だった。

■テクニア・ヴィンメルビューに改称予定

テクニアはSvensk Tryckgjutningの商号をテクニア・ヴィンメルビューに変更する方針だ。テクニアにとって13カ国目で23カ所目の生産拠点となる。今後は自動車の電動化が進むことからアルミやマグネシウムなど軽量化に寄与する部品の需要が拡大すると判断し、今回の買収を決めた。ただし、買収額については言及していない。

2023/04/10

 

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