ドイツの自動車部品大手ZFは11日、メキシコ南部のメヒコ州トルーカ(Toluca)で新工場を建設し、生産能力を増強すると発表した。今後2年間で約3960万ユーロ(約58億円)を投じ、150人の新規雇用を創出する見込み。電気自動車(EV)用のフロントアクスルやリアアクスル、コーナーモジュールサスペンションを生産する。


新工場は既存工場を建て替える形で設置され、面積は約8000平方メートル拡大する見通し。近く起工して今年の第3四半期(7~9月)中に完工し、24年第1四半期(1~3月)に生産を開始する予定という。

ZFは近年、メキシコへの投資を強化しており、22年にはトルーカの別工場に4600万ユーロ(約67億円)超を投じ、コントロールアームやスタビライザーバーリンク、ステアリングナックルの生産能力を引き上げている。

2023/4/14

 

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