インドの自動車大手マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)は25日、電気自動車(EV)事業子会社のマヒンドラ・ラストマイル・モビリティーが同国南部テランガナ州のザヒーラバード工場内でEVの主要部品を製造する新棟を起工したと発表した。新棟では電動三輪車や四輪のEVの主要部品を生産する。


新棟は電池システムの組立ライン、電動ドライブトレインや電子部品の生産ラインを備え、ザヒーラバード工場などで生産する電動三輪車やEV向けに供給する。マヒンドラ・ラストマイル・モビリティーは貨物や旅客などの短距離輸送を担うラストマイル交通向けの電動車両を生産する。新棟の開所後は800~1000人の雇用が創出される見込みだ。

新棟への投資額については言及しなかったが、マヒンドラが今年2月に発表した同州内で8年間に100億ルピー(約163億円)を投資する計画に含まれると説明した。

マヒンドラは1995年にアルウィン日産からザヒーラバード工場を取得。2015年に大規模な改修工事を完了させ、年産能力を4万8000台から14万台に引き上げていた。

2023/04/26

 

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