米ゼネラル・モーターズ(GM)は6月30日、電池制御システム用ソフトウエアの開発を手掛けるイスラエル企業のアルゴリオン(ALGOLiON)を買収したと発表した。GMは電池技術関連投資子会社であるテクノロジー・アクセラレーション&コマーシャリゼーションを通じてアルゴリオンを完全子会社化した。買収額については公表していない。

アルゴリオンは2014年の設立。電池制御システム(BMS)で収集されるデータから電池セルの異常を検知したり、電池セルの熱暴走の伝播を早期発見することが可能なソフトを開発している。アルゴリオンのソフトをGMの既存のBMSと組み合わせた場合、新たなセンサーなどのハードウエアを追加する必要がないことも利点とされる。

アルゴリオンの従業員は創業者も含めて全員がイスラエル中部のヘルツリーヤ市にあるGMテクニカルセンターに移籍することになっているという。

2023/7/3

 

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