韓国の現代自動車グループ傘下の自動車部品メーカー大手、現代モービスは9日、独フォルクスワーゲン(VW)から電気自動車(EV)の主要部品の一つである電池システムを受注したと発表した。現代モービスはVWがスペインに所有する工場の近くに電池システムの組立生産拠点を開設する計画。受注額や供給量などの詳細は公表していない。
受注した電池システムは、電池パックと電池管理システム(BMS)、その他の部品を組み合わせたもので、EVの品質と性能を左右する。現代モービスは、EVのほか、ハイブリッド車(HV)を含む電動車に適用できる電池システムのポートフォリオを保有していると述べている。
■韓国と中国、チェコで電池システム生産
現代モービスは現在、韓国と中国、チェコで電池システムの生産ラインを稼働。米国とインドネシアでも電池システムの生産拠点の建設を進めている。
2023/08/10