新興EV(電気自動車)メーカーの米ミューレン・テクノロジーズ(MULLEN TECHNOLOGIES)傘下のミューレン・オートモーティブは11日、EV用電池メーカーの米ロメオ・パワー(Romeo Power)から電池パックの生産のための資産を約350万米ドルで買収すると発表した。

買収するロメオ・パワーの資産には、EVの電池パックと電池モジュールの量産のための設備のほか、電池の試験装置、コンピュータ数値制御(CNC)工作機械、知的財産が含まれる。ミューレンはこれによりサードパーティーのサプライヤーへの依存度が軽減され、サプライチェーン(供給網)や部品不足に伴うリスクが軽減されるとしている。

ロメオ・パワーの資産は米カリフォルニア州モロンビアにあるミューレンの施設に移管されるという。

ミューレンは先月、同社初の量産車となるクラス3の中型EVトラックのローキャブフォワード(Low cab forward)「ミューレン・スリー(THREE)」をミシシッピ州北西部トゥニカ(Tunica)の工場でラインオフした。同社はクラス1の小型EVカーゴバン「ミューレン・ワン(ONE)」の量産準備も行っており、年内に納入を開始する予定。

2023/9/13

 

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